Tanzania (=ただのバカンス)

12月半ばに試験が終わってから、1月20日くらいまでの約1ヶ月間の冬休みでした。日本にいると、大人になってから1ヶ月の休みがあるというのがなんだか変な感じがしますが、欧米や中南米の人は慣れたもんで、1ヶ月どう遊び倒すかというのを周到に綿密に計画します。

さて、冬休みは以前にも触れましたが、タンザニアに2週間行きました。当初は、キューバに行こうと思っていたのですが、一緒に行こうと話していた同級生が行けなくなったため、他のものを探していたところに友達から誘ってもらったタンザニアトレックに参加しました。11人のグループでしたが、かなりの多国籍軍でばらばらのメンバーでしたが、ものすごく楽しかったです。やはり、学校ではなかなか知り得ない素の姿で2週間もいるとかなり仲良くなれる気がします。

せっかくなので備忘も含めて、タンザニアについて思ったことを軽く書いておこうかと:タンザニアは、アフリカの東海岸ケニアと並んで、野生動物の数やサファリのクオリティで有名です。ちょいと調べたところ、タンザニアには400万以上の野生動物が存在し、その密度は世界一とのこと。(確かに象とかキリンとかシマウマとか、最後はチラ見しかしないくらい沢山いたな・・。)




初日-2日目
まずは、経済の中心であるDar Es Salaamに到着。ここは、1泊しただけでしたが、なんとなく「The新興国の経済の中心」という感じの成長と危険と快楽の匂いのするなかなかいい感じの街でした。特に観光客が多いようなところではなく、我々のような観光客にとってはサファリやビーチリゾートに行く人の中継地点という感じでした。
(Dar Es Salaamのホテルから)


一応、MBA生の集団ということもあり、ここではマイクロファイナンスと観光業を組み合わせた「Investour」というNGOのツアーに参加しました。
http://capture.heartrails.com/free?http://investours.org/home/

なかなか面白い団体で、観光客をガイドに連れて行きつつ、融資を必要としている事業主の数社と引き合わせ、その中で客が気に入った会社にツアー料金を融資するというもの。この日は、木彫り職人の店と、レストラン(というか屋台)の経営者2名と話をしました。融資額は200-300ドルなのですが、彼らにとっては事業拡大の大事な元手とあって、色々とプランを語ってくれました。
(ローカルレストラン)

(木彫り職人)

ツアー後、「まぁ気に入った方に多数決で決めようぜー」という感じだったのですが、そこはうるせーやつらで、結局、昼飯食いながら激論に激論を重ねて、レストランの女性経営者の人の方に投資することになりました。

あと、気になったのが日本車(というかトヨタ車)のシェア。調べてないですが、70%は超えているんじゃないかという気がしました。おそらく中古車が中東あたり経由で流れているのでしょうが、日本の病院や企業のロゴが入った車がばんばん走っていました。イギリス統治のあった右ハンドル国ならではの光景なのかもしれないですが、イプサムとか日本でしか売ってなかった車が元気に走っているのをみるのは感慨深い。そして、やはり、Ssfari観光があるためか、そこらじゅうに、King of Off-Road=Land Cruiser 70が走っていて、自分も今回ずーとお世話になりました。これは過酷地ではもはや万国共通ですね。さすがトヨタさん。
(自動車学校)

(King of Off-Road)



3日目-5日目
Dar Es Salaamから移動し、その昔、奴隷貿易で栄えたZanzibarという世界遺産の島に移動。アフリカにビーチリゾートのイメージは(南ア以外)あまりなかったのですが、このZanzibarは世界で最も美しい海の一つ、と言われるように美しいところでした。海が無いと生きていけない自分としては、サンフランシスコの淀んだ海しかここ最近見てなかったので、スーパー癒しで、シュノーケリング、ダイビングで充電完了。ちなみに、新年もこの島で過ごしましたが、なかなか見たことがない、ここ庭か!的な小さな花火を眺めながら年越しをしました。

(砂の島にて)

この旅行中に頭が真っ白になる程キレイな光景が2回ありましたが、一回目は、Zanzibar島から周辺の島へ移動しているボートの上での光景。超絶に青い空と青い海の上に、昼の3時頃に満月が出始めていて、圧倒されました。暫く喋らなかったので周りについに頭がおかしくなったかと思われました。残念ながらiPhoneしかなかったので、写真はしょぼいのですが、こんな感じです。


6日目-10日目
そして念願のサファリへ。有名なNgorongoroやSerengetiといった国立公園をくまなく回りました。まぁ動物について語っても仕方がないのですが、距離が近く、かつサファリパークとは違って、ライオンがシマウマとかを捕食しているところを大量のハゲタカが狙っているのが見えるというガチ感がドキドキしました。



あと、なかなかいいロッジに泊まったので、国立公園を望むプールで夕日を眺めたりしました。



そして、サンライズ

特に、個人的にはNgorongro国立公園の中での、雲がかかった夕方の神秘的な風景は、心臓が止まりそうになる程美しかった。このNgorongoro公園は火山のクレーターの中に位置しているので、非常に野生動物が豊富なのに、キリンだけはいないそうです。(クレーターが登れなかったらしい。)とにかく、綺麗でした。


11日目
グループはみんな帰国でしたが一人だけ一日余分にステイし、キリマンジャロへ行きました。登山口の麓までいき、このあたりのローカルマーケットを紹介してもらいました。やはり人数多いとなかなか込み入った話が聞けなかったので、この日は雇ったガイドさんとしっぽり話しながら生活事情とかが聞けたのでよかった。

ということで、見事なほどにただの観光でしたので、あまりいいことは書けませんが、タンザニアは行ったことない人には是非オススメしたい旅行先。